新配属の3年生、塩竈のまちなみと産業遺産をみる 2023.8.10

研究室仮配属が決まった10人のうち5名が、塩竈の歴史まちづくり研究に取り組む4年生の Mari さんとともに、現地見学を行いました。

当研究室では、同市の文化財保存活用地域計画の策定に協力しており、新旧、有形無形の歴史遺産の総合的な把握につとめています。

とくに今回は、籬島(まがきじま)を概観したのち、NPOみなとしほがま さんのお取りはからいで、東北ドック鉄工(株)を訪問することができました。
船体のメンテナンスを行う「ドック」はいわば、安全を保つために不可欠な船のお医者さん、あるいは車検場のようなところ。入水したまま停泊し、海水を抜くと船底のチェックができるようになります。

船に積む多くの機器類は、巨大なクレーンが活躍します。
(こちらの写真ではないですが)古い方の2号ドックは昭和10年の築造。クレーンの古いほうも昭和32年の建設と、現役ながら渋みを増した役者のよう。まさに産業遺産、文化財と呼べるものです。
「こういった現場に入ることは無いと思っていたので、貴重な体験だと感じました。クレーンの仕組みが面白く、とても興味深い」などと、学生にとっても印象的だったようです。


造家造景|大沼研究室

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