松ヶ岡開墾場の養蚕飼育展示

9月7日に山形県鶴岡市の松ヶ岡開墾場にて、養蚕の飼育展示を見学しました。

松ヶ岡開墾場は、明治維新後、旧庄内藩士たちの新たな経済活動として開拓され広大な土地が開墾され、桑畑が作られ養蚕業が行われました。現在の松ヶ岡開墾場は、当時の歴史的な施設や建物が保存されており、観光地としても知られています。

一連の文化財は、「サムライゆかりのシルク日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ」として日本遺産に認定されています。

明治初期に建造された巨大な蚕室5棟が現存しており、そのうちの3番蚕室の一室にて養蚕に飼育展示が行われていました。現在は晩秋蚕の時期で、蚕室で約7000頭のオカイコサマが桑の葉をはむ様子を見ることができました。

閉館間際にもかかわらずご丁寧にご案内いただきました企画部のNさま、誠にありがとうございました!
民俗文化研究室 | 岸本


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