大沼正寛教授が、科学研究費の調査研究で訪れたスペイン・オウレンセ県の地元新聞「O SIL(2024.8.18付)」に掲載されました

写真 ガリシア州オウレンセ県カルバジェーダ・デ・バルデオーラス|カサイヨ村のカサイヨ教会, Photo by M.Onuma, 2024.7.1

大沼教授は2024年度より、科学研究費「スレート集落の国際比較・生業景をささえるジオ・アーキテクチャの研究」に着手しており、7月始めにはスレート村が卓越して存続しているイベリア半島西部、スペインガリシア州を訪れて視察調査を行い、取材を受けることとなりました。

大沼教授はこれまで、本学非常勤講師で建築家の阿部正氏とともに、宮城県・岩手県南の広域調査を重ねながら、スレート民家の維持保全、屋根葺き技術の伝承とハンドブック作成、建築士会専門誌への記事連載などを通じてその普及啓発につとめてきました。

「世界のスレート鉱山を調査しているオビエド大学のヴィクトル・カルデネス教授(記事中に掲載)と親しくさせて頂き、東京駅の8割方の屋根材が供給された採掘所をはじめ、多くの村を訪れることができました。この取材の機会もヴィクトル先生のお計らいです。訪れる日本人はそう多くないこともあって興味を持ってくださいましたが、改めて自らの研究目的、専門外の方々とどのように情報共有していくかを再考する良い機会となりました。」と述べています。

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