栗駒山麓ジオパークでの学外研修
10/26(土)くらしのデザイン実習Ⅰのフィールドワークとして、栗駒山麓ジオパークで学外研修を行いました。
栗駒山麓ジオパークは、2008年におこった宮城・岩手内陸地震での被害をきっかけにジオパーク活動をスタートさせ、2015年に日本ジオパークに認定されました。
推進協議会のスタッフと、ジオパークガイドにお世話になりながら、栗駒山麓ジオパークビジターセンターとエリア内の2カ所のジオサイトを巡りました。
ミニ講義では、協議会スタッフより栗駒山麓ジオパークの取り組みについて学びました。保護・保全、教育、産業振興、ジオツーリズムなどジオパークならではのしくみが機能しています。
ジオパークガイドの平塚さんと髙橋さんがアテンドをしてくださいました。
髙橋ガイドは、元東北工業大学の事務職員さんということもあり、毎年私たちの訪問を楽しみにしてくださっています(^^)
フィールドワーク最初のポイントは、ジオサイト「荒砥沢地すべり」。
平成20年の岩手・宮城内陸地震で起こった大規模地すべりで、その規模は幅900m、斜面長1,300m、面積98ha、滑落崖の最大落差150m。
日本で発生が確認された中で最も大規模な地すべりです。
栗原山麓ジオパークでは、地震によって生じた栗駒山麓の地形や景観を、防災教育や学術研究、観光などに活用しています。
続いての研修先は細倉マインパーク。
細倉マインパークは1987年に閉山した細倉鉱山の坑道をそのまま利用し、当時の採掘の様子や鉱山労働者の生活をリアルに再現した施設です。細倉鉱山は日本を代表する鉛・亜鉛鉱山として日本の産業発展に大きく貢献しました。
坑道のなかの気温は約14度。総全長は500km以上もあるそうです。
鉱山の歴史やしくみをガイドさんがわかりやすく解説してくださいました。